こんにちは、M字はげジロウです。
抜け毛の直接的な原因は、頭皮の毛母細胞の働きが悪くなることです。
髪の毛をつくる役目を持つ毛母細胞は、加齢によって細胞自体が弱くなったり食生活の乱れ・ストレス・頭の皮膚トラブル・生活習慣病・男性ホルモンの影響が強くあらわれたときに低下します。
これらがきっかけとなって、脱毛や薄毛などの症状を引き起こします。
30代女性の円形脱毛症の原因は?
円形脱毛症は、毛根の炎症が原因といわれています。
理由は、体の外から侵入する異物と闘う役割を持ったリンパ球が、なぜか自分の毛根を傷つけ、脱毛を起こしてしまうからです。

なぜ、傷つけてしまうかはまだ、実はまだ明らかになっていません。
毛根で炎症が起きると、リンパ球や他の白血球が、血管内から毛根を攻撃するために、頭皮に現れてしまいます。
これらの細胞は、異物をやっつけるときに使われる活性酸素やタンパク分解酸素を持っています。
白血球が毛根の近くにに出て行く際にこれらの成分で、血管を傷つけています。
知覚神経を刺激すると、知覚神経からカルシトニン遺伝子関連ペプチドという物質が放出され、これが血管を活性化し、プロスタグランジンという物質を作らせ、プロスタグランジンとペプチドが協力して、近くの細胞にIGF-Iを作らせるのです。
従って白血球やリンパ球により血管が傷つけられ、炎症が起こった部分では、IGF-Iをがつくられにくくなり、育毛が阻害されると言われています。

円形脱毛症は、このような色んな所で悪さが働いて起きてしまう病気です。
コイン状の脱毛ができている人
円形脱毛症は、病名とおり、コインのように円形の脱毛が起きる病気です。
脱毛の広さは、1センチ程度の小さなものから数センチに及ぶものまでさまざまです。
1ヵ所だけでなく多発することもあり、やっかいな症状です。
髪の毛だけでなく、まゆ毛やわき毛など全身の毛が抜けてしまうこともあります。

子供から大人までどの年齢層でも見られますが、最近では20代がもっとも多くなっています。
男性よりも女性のほうが1.5倍多いといわれて、女性を悩ませる髪の毛のトラブルの1つです。
円形脱毛症のその他の種類
円形脱毛症は大きく4つのタイプに分けることができます。
- 通常型(単発型や多発型)
- 不整局面型(頭髪の生え際が帯状に脱毛する)
- 全頭型(ほとんどの頭髪が抜ける)
- 汎発型(頭髪とともに全身の毛が抜けてしまう)
よく多いのが、通常型で、他のタイプになってしまう人はごく一部です。
円形脱毛症の原因はストレス?
円形脱毛症と聞くと、ストレス原因と思われがちですが、円形脱毛症との因果関係を示す医学的なデータは、実は今のところ明らかになっていません。
ただ、薄毛で悩む女性のカウンセリングによるデータによると、幼少のころから思春期、大人に至るまで、ストレスの多い状況にいると、円形脱毛症を繰り返してきた女性の実例が報告されています。

また個人差はありますが、几帳面でまじめな人の多くが円形脱毛症になっている確率が高く、ストレスは円形脱毛症の見過ごせないきっかけや引き金の一つと思ったほうがいいです。
最近では、円形脱毛症のことを自己免疫疾患の一種という見方が有力です。
人の体には、細菌やウィルスなどの侵入から自身を守る機能があり、おもにリンパ球がその働きを担っています。
円形脱毛症の人の脱毛部分の頭皮は、毛根にリンパ球が集まり、毛根が萎縮(いしゅく)しています。
何らかの理由で、リンパ球が自分の体の一部である毛根を外敵・異物と間違えて攻撃し、髪の毛の成長が止められているようなのです。
円形脱毛を見つけたら病院?それとも育毛剤?
頭部に円形脱毛を見つけたときに、早めに皮膚科医などに相談することをおすすめします。
なぜなら、治療を始めるのが早いほど、症状を効果的に抑えることが期待できます。

日常生活では、睡眠をなるべくよく取り、バランスのいい食事、ストレス発散の工夫を心がけましょう。
円形脱毛症は、どんな治療法が効果的なのかは、人によってさまざまです。
中には、そのままにしておいて自然に治った人もいます。
どちらにしても、治療にかなり時間がかかる場合もあります。
医師とよく相談しながら、根気よく治療に取り組んで見た方がいいです。
また、最近では女性の円形脱毛症用の育毛剤、CA101薬用スカルプエッセンスがあります。
30代女性は、育児または仕事の忙しなど、病院になかなか行けない人が多い人もいます。
とりあえず、育毛剤を使って、様子をみるという人にもおすすめです。
こんな生活習慣があると薄毛や抜け毛が加速する!
あなたの薄毛や抜け毛がどのくらい進行しているか、チェックできる26項目をまとめました。
まずは、以下の質問にどれだけ当てはまるか確認して、あてはまる場合は1点、あてはまらない場合は0点で、加算してみて合計を出してみてください。
- 外食やインスタント食品をよく食べる
- タバコを毎日吸う
- 睡眠時間が4時間以下
- 髪をよく染めたり、縮毛パーマをかける
- 頭皮にかゆみがあり、脂っぽさ感じる
- 髪の毛が細くなった
- 髪にうねりやパサつきを感じる
- 気がついたらフケがかなり出ている
- 毎日髪を洗ってない
- 髪にハリがなくなった
- 切れ毛が目立つ
- 更年期に入ってる(45~55才)
- 生理不順
- 食事では脂っぽいものをよく食べる
- 食事の時間が不規則
- 魚より肉のほうが好き
- 野菜不足
- 食事制限のダイエットを何度もしたことがある
- お酒は毎日のように飲む
- どっちかというと早食い
- 車で通勤している
- 帽子やヘルメットをかぶることが多い
- デスクワークが多い
- ダイエットのリバウンドの経験がある
- やる気が出ないことがたびたびある
- よく眠れないことが多い
薄毛のチェック0点の人
どれにも当てはまらなかったあなたは、髪の毛のリスクは低いです。
今のところ、髪にやさしい生活を送っているということなので引き続き、現在の生活習慣を維持していくようにしてみてくださいね、
ただ、加齢に伴って、経年変化や女性ホルモンのバランスが崩れるなど、どうしても薄毛の原因は増えてきます。
だから、きちんとした生活習慣を守って、そのリスクを軽減することが大切です。
薄毛のチェック1から9点の人
ひとつでも多く生活習慣の改善を見直した方がいいです。
生活習慣はまずまずですが、このままでは、薄毛のリスクを大きくしてしまう可能性があります。
とくに1から5にチェックが入っているなら、まずはこれらの悪い生活習慣を改めてから、他の改善に取り組みましょう。
更年期である44から55歳である人がとくに注意が必要です。

なぜなら、この更年期に生理が終わる閉経を迎えることで、女性のホルモンが急激に減り、薄毛になる可能性が高くなるからです。
だから、更年期を迎えた人は薄毛対策はしたほうがいいですよ。
薄毛のチェック10~19点の人
薄毛は徐々に進行して、早急に生活改善を見直した方がいいです。
黄色信号がともっている状態です。
特に、食事、睡眠など早急な生活改善をしたほうがいいです。

間違ったケアを見直して、栄養バランスを考えた食事にするなど、すぐにできることから始めればいいですよ。
このままいくと、薄毛になってしまう危険がかなり高いです。
薄毛のチェック20点以上の人
髪の毛だけでなく健康にも悪影響を与えています。
そのため、薄毛のリスクは高く、見えないところで頭皮へのダメージも進行している可能性があります。

自分で気づいていないだけで、周りの人から見たら薄毛になっていると思われているかもしれません。
現在の生活習慣では、髪の毛だけではなく、体の健康にも悪影響を及ぼす可能性があるので気をつけてくださいね。
※薄毛チェック項目は女性の薄毛・抜け毛お悩み解消ブックから引用しています。
成長サイクルを正常化させる育毛で抜け毛を改善!
まず、ご存じのようにシャンプーやブラッシングンをしたときに髪の毛は抜けます。
でも、髪の毛がなくならず、一定の量を保っているは不思議ですよね?
実は、髪の毛にも寿命があります。

毛母細胞から生まれた髪の毛はどんどん成長していきますが、最後には寿命を迎えて、自然と抜け落ちていきます。
人間の髪の毛は10万本あるといわれてますが、1日に80本~100本くらいは自然に抜けています。
髪の毛がなくならない理由は、次から次へと新しい髪の毛が生えてくるからです。
古い髪の毛が抜け、新しい髪の毛が生えてくる毛周期をヘアサイクルといいます。
ヘアサイクルは、成長期、退行期、休止期の3つのステージに分かれます。
3つのステージではそれぞれ、髪の毛はどのような状態にあるのかをまとめました。
成長期「2~6年」
毛母細胞の細胞分裂が活発で、毛球部で毛がどんどん製造される時期です。
作られた毛を上部へと押し上げます。
髪の毛全体の約90%が成長期の段階です。
退行期「2~3週間」
次にやってくるのが退行期です。
この時期は毛母細胞の細胞分裂が衰えます。
そのため、髪の毛の色を決定する色素細胞の活動も弱まります。
休止期「3~4ヵ月」
毛母細胞の細胞分裂が止まってしまうため、髪の毛の製造もストップします。
この時に、あとでくる成長期に備えて、古い髪の毛は抜けていきます。

ヘアサイクルは成長期→退行期→休止期→成長期と繰り返します。
少しでも覚えておけば、抜け毛が多くなったと勘違いする可能性も減ると思いますよ。
女性の過度なダイエットは脱毛の原因になる!
過激なダイエットは、脱毛になることは間違いないです。
人間の毛やツメは皮膚の表面にありますが、行きすぎたダイエットによって、その毛や爪を作るのに不可欠な微量ミネラルが腸から吸収できなくなってしまうこともあります。
そうなってしまうと、髪が伸びない細くなる、爪が伸びずに薄く軟らかくなる、皮膚がカサカサになるなどの症状が出てきます。
そしてさらに、このような状態が続いてしまうと、抜け毛の増加や貧血などの症状が表れる場合もあります。

中でも、一番ダメなのが、食事制限をするダイエットです。
食事制限をすると短期的で体重は減ります。
ただ、食事を急に減らすと人の体は少ない食事で生活できるように、生きていくのに必要なところに栄養配分を優先し、生きていくのに必要のない髪の毛を最初に切り捨てると言われています。
また、少ない栄養を溜め込もうとするため、栄養が届く範囲が変わってきます。
だから、食事制限をしている人は、お肌にも元気とツヤがなく、毛にも元気や勢い・ツヤがありません。
毛も痩せて、ストレスが溜まってしまっては良いことはまったくないのです。
また、女性の薄毛や抜け毛対策!髪にいい食べ物で改善できる食材を別ページにまとめています。
出産後の抜け毛や薄毛は女性ホルモンが関係している!
女性の場合、出産を終えた後に抜け毛が増えたり薄毛が目立ったりすることは、よくあります。
妊娠中はお腹の子供に栄養を取られますが、髪の毛は、出産準備のために分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)などの女性ホルモンによって成長期が維持され、抜け毛が少なくなります。
ただ、出産後はホルモンバランスが通常の状態に戻ってしまい、成長期のときに維持されていた髪の毛が一気に、髪の成長が止まってしまうため、出産後に一時的に抜け毛が多くなり髪が薄くなってしまいます。
それでも、通常は脱毛後の3~4ヵ月の時期から徐々に回復し始めます。

ただし、ごくまれに脱毛に移行してしまう場合もあり、もしいつまでも改善しない場合は女性用の育毛剤や髪にいいサプリメントを使って、対策をしたほうがいいですよ。
すでに、1年以上は使っているけど改善しない場合は一度、皮膚科に見てもらうといいですよ。
卵巣機能の低下による脱毛
これは、ホルモン分泌の減少、卵巣機能の低下が起きるケースが、20代~30歳代の女性にも増加しているといわれていて、卵巣機能低下症・若年性更年期障害などと呼ばれています。
女性ホルモンの減少、男性ホルモンの影響の強まりから、脱毛が起きるということも考えられます。
卵巣機能の低下によって起きる症状に、月経不順、無月経、不正出血、発汗、ほてり、冷え、イライラなどがあり、更年期障害の時に見られるものと似ています。
そんなときは、婦人科に行くことをおすすめします。
甲状腺異常などの病気に伴う脱毛
髪の毛が薄くなってきて心配になり、皮膚科などにかかったときに、別の病気が見つかったりする場合もあります。
比較的よくあるのが、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、甲状線の炎症や腫れなど、甲状腺の病気で女性がなりやすいです。
また、バセドウ病や橋本病といった疾患が関連している場合があります。
その他には、鉄欠乏性貧血から薄毛や脱毛が起こる場合があります。
いずれの場合も、その病気の診断と治療について医師によく相談して、しっかり健康を取り戻す必要があります。
無意識に毛を抜いてるならトリコチロマニア(抜け毛症)の可能性あり
それほど多くの人がかかる可能性は低いけど、自分の頭髪やまゆ毛など無意識のうちに自分で抜いてしまう機械的脱毛症といいます。
これはよく、小学生くらいまでの女子にみられる症状で、最近は思春期以降や20代~30歳代の女性にも増えています。
毛を抜くことがクセになってしまい、ひんぱんに繰り返してやめられないという人もいます。

本を読んだり勉強をしながら、無意識に抜いている人もいます。
利き手の側の首筋の生え際、えり足しのあたりの髪の毛が、きれいなラインを描いて抜けているといったケースもあります。
ストレスなど精神的な背景がかかわり、そういったことから自分を守ろうとする防衛機制が働き、無意識のうちにストレスを解消する方法の表れであることが多いと考えられています。
このようになってしまったら、精神科を受診して治療することをおすすめします。
その他にも、シャンプーについても紹介します。
今使っているシャンプーは頭皮に合っている?
毎日使っているシャンプーによって、頭皮の荒れやトラブルや疾患など、結果的に薄毛や抜け毛につながっているケースは、けっこうあります。
たとえば、毛穴周りのフケ、アブラから起こる細菌性の炎症、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)、ヘアケア用品(シャンプーやトリートメント、カラーリング、パーマなど)が合わずに頭皮を荒らしたり、ストレス過剰が頭皮の荒れにつながることもあります。

なるべく刺激の少ないアミノ酸シャンプーなどを選ぶようにして、シャンプー・ヘアケアをするときに、できるだけ頭皮を傷つけないように気を配るよう習慣づけることで、かなり頭皮の状況は改善されます。
また、市販のシャンプーの多くには、皮脂を取り過ぎてしまう界面活性剤が良く使われています。
皮脂を取り過ぎてしまうと頭皮が荒れてしまい、フケやかゆみ、薄毛・抜け毛の原因につながります。
だから、先ほどもお話ししたように、シャンプーを選ぶときは天然素材で使われたアミノ酸シャンプーがいいです。
髪を守るにはしっかり天然素材を使ったアミノ酸シャンプーをおすすめします。
アミノ酸がたっぷり含んだ、女性用のマイナチュレシャンプーという20代から50代の人に人気の商品もあります。
とくに抜け毛や頭皮の荒れが気になる人にもオススメです。
薄毛や抜け毛を自宅でケアするためにできること
男性ホルモンが原因の脱毛症を男性型脱毛症と呼びますが、最近になって女性にも男性型脱毛症は起こることがわかっていて、女性の場合は女性男性型脱毛症(FAGA)といいます。
女性は、生理があり、女性ホルモンによって男性ホルモンを抑えている状態です。
個人差はありますが40代後半ごろから、生理が終わる閉経になり女性ホルモンの分泌量が減るため、卵巣や副腎で作られている男性ホルモンの影響を受けやすくなり、男性型脱毛症が生じると言われています。
男性型脱毛症は血中の男性ホルモン「テストステロン」が毛乳頭細胞が男性ホルモン受容体と結合して起こります。
薄毛のタイプ別、薄毛になってしまう原因、対策方法を別ページにまとめました。
30代から女性の薄毛・抜け毛に効果的な育毛剤の選び方
育毛剤はさまざまなものが販売されていますが、選び方のポイントは有効成分がきちんと入っているかどうかです。
育毛剤は頭皮の保湿・血行をよくしたり、頭皮の炎症を抑え・アレルギーを出にくくするのが目的です。
薄毛は、改善が見られる人とみられない人もいます。

この差の理由は、髪を作る毛母細胞が皮膚の奥にあり、たとえ育毛剤をつけても、有効成分が奥に浸透するまでに表面を流れ落ちたり、蒸発して十分に浸透しないことが多いためです。
また、有効成分の濃度が高ければ浸透度も高まります。